一関博物館では、「鉄五輪塔地輪と花泉の中世」展を紹介しています

-鉄五輪塔地輪と花泉の中世-

 一関市花泉町の涌津八幡神社に残される「鉄五輪 塔地輪」は、江戸時代に近くの五輪堂の地から発掘さ れ、当市で唯一、国の重要文化財に指定されています。  この地輪は、鎌倉時代に制作された五輪塔の一部 とされ、鋳鉄で制作された、全国的にもめずらしい 資料です。高さは78.2cm、幅は106cmで、側面には 獅子や銘文が記されています。  銘文には、40余名の衆徒の発願により建長六年 (1254年)から作成され、多くの人々の合力によって 文永五年(1268年)に完成したとあります。実に14年 の歳月をかけ造られた五輪塔は、高さ一丈一尺(3.33 m)の巨大なものであったとも記されています。  本展覧会では、実物を間近で鑑賞していただくと ともに、花泉地域に残された鎌倉時代の文化の一端 をご紹介いたします。  

 



開催日・期間 2018年1月20日~2018年3月21日 
場所一関博物館
お問合せ一関博物館 tel 0191-29-3180
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